SPECIAL NEEDS 障がいを持った方へ

障がいを持った方への歯科治療

障がい者歯科・スペシャルニーズ歯科

当院では、様々な障がいがある方や歯科治療が受けられずお困りの方、歯科診療に際して特別な配慮が必要な方にも対応しています。安心・安全で良好な診療のために、笑気吸入鎮静法や心理学的方法、場合によっては大きな病院での全身麻酔法など皆さんに歯科治療を受けていただけるよう努めています。治療終了後には予防のため定期検診を行い、それぞれの方のお口の状態に合わせた方法で健康維持のサポートをしています。

当院では障がいをお持ちの方への支援体制がしっかり整っています

知的障がい、発達障がい、身体障がいをお持ちの方の診療に対応しています。院内はバリアフリーで車イスのまま診察室に入ることができ、車イスに座った状態での治療も可能です。診療はご家族、ご本人とカウンセリングしながら進めていきます。「眩しいのが苦手」「音が苦手」など、お困りごとやご要望を何でもお話ください。経験豊富なスタッフチームが、お一人おひとりの個性・障がいの特徴に応じた方法で治療させていただきます。

例えば、このような患者さんがいらっしゃいます

  • 広汎性発達障がい
  • 自閉症スペクトラム障がい
  • 肢体不自由な方
  • 知的障がいの方

上記以外でも日常生活で特別な配慮が必要な方々は、年齢に関係なくお子さんからご高齢の方までご相談を承っています。

障がいを持った方への歯科治療方法

T. S. Dテクニック法

まずは実際の治療の前に、不安を取り除くトレーニングから始めます。当院では、T.S.Dテクニック法(系統的脱感作法)と呼ばれる方法で、患者さんが歯科治療に対する恐怖心を緩和できるよう努めています。

  • Tell:これから何をするのかをわかりやすい言葉と内容でお話します。
  • Show:使用する機械や機材を実際に見せて、どのように使うのかをていねいに説明します。
  • Do:最初は歯科医師の手の上で使用する機械や機材を動かします。それから患者さんの手の上で動かし、実際に手で触っていただきます。そして最後に、説明したことと同じことを実際にお口の中で行っていきます。

笑気吸入鎮静法

歯科治療に大きな不安やストレスある患者さんに、リラックスしていただくために使用します。鼻から笑気を吸うことで鎮静状態が得られます。副作用が少なく、30分以内に肺などから体外に排泄される安全な鎮静法です。高濃度酸素と笑気を混合して使用します。高濃度酸素が供給されることで、酸素カプセルに入っているような状態になります。

安全確保が難しい方は信州上田医療センターで治療をいたします

当院では、歯科治療の必要があるにもかかわらず、恐怖心などで診療ユニットの上での安静が難しい患者さんには、信州上田医療センターでの全身麻酔下での歯科治療をご紹介しています。医療センターとの連携は、ただ患者さんをご紹介するだけでなく、治療時には、当院医師の安齋 理江が副主治医として治療に同席します。皆さんに安全で安心できる治療を受けていただけるよう努めますので、ご遠慮なくご相談ください。

信州上田医療センター

障がいを持った方をサポートされている方へのお願い

ネガティブな言葉を使わないようにご協力ください

当院では、歯科治療への恐怖心を生まないように、「削る」、「痛い」、「注射」といった言葉は使わないように気を付けています。そのためサポートされている関してもネガティブな印象を生む言葉はなるべく使用しないようにしていただけますと嬉しいです。当院にお越しの際には「歯をきれいにしてもらおうね」や「むし歯さんがねんねするお薬だよ」といった表現を使っていただくようにお願いいたします。

好きなもの、苦手なものなど何でも構いませんので教えてください

歯科医院へお越しの際、サポートされる方が一番ご不安に思う点は迷惑をかけずちゃんと治療をできるか?といったことではないでしょうか。当院では、サポートされる方だけでなく、医院スタッフも一緒になって患者さんをサポートしますのでご安心ください。そのため、もし患者さんに得意なこと、苦手なことがあればご遠慮なくお申し付けください。大きな音が苦手なら、なるべく音を立てないように、まぶしいのが苦手であればライトを弱めたり、当院は患者さんとサポートされる方に最大限寄り添い治療に取り組ませていただきます。

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